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生剋比論 Ⅱ (相剋とは)
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さて、今日は相剋とはについてお話します。
・。・。・。・。相剋。・。・。・。・
相剋とは
二者間において一方は剋し、他方は剋される関係を言います。
そしてこの関係は剋すものと剋されるものが同等の立場で行われます。
それゆえ相生関係が縦の関係であったのに対して、横の関係になります。
図では赤線で示したところですね。
木性は土性を剋し、土性は水性を剋し、水性は火性を剋し、火性は金性を剋し、
金性は木性を剋するというように、二つが同等にやっつけたり、やっつけられたり
するような関係なのです。
●木剋土: 植物(木性)は地中に根を張って土の中で土台を築くことで土を剋します
●土剋水: 土(大地)は水をせきとめたり、流れを変えたりします。
また水は土に汚されます。一方形のない水に形を与えます。
●水剋火: 燃え上がる火は水によって押さえられたり、消されたりします。
つまり火性の強弱や消滅は水によりますね。
●火剋金: 火は鉱物を溶かして鉄や金を作ったり、鉄を鍛えて刃物にしたり、
飾り物にします。
●金剋木: 刃物は樹木を切り倒し、製材し、家具や家を作ります。
穀物の収穫や脱穀には刃物が必要だし、小さなナイフで大木は
切り倒せなくても、彫ったり、傷をつけることはできますね。
人間関係で考えてみると、
夫婦は同等の立場で結ばれた男女の関係ですから相剋関係になります。
だから夫と妻の間には「やっつけたり」「やっつけられたり」する関係が生まれます。
それは剋しあう程度が大きければ、口争い→喧嘩になりますし、
ほどほどのよい状態であれば、思いやり→愛情になるのです。
決して相剋が悪いものやマイナスのものではないということです。
剋す度合いが強ければ、傷つけあったり、破壊してしまうことにもなりますが、
(あ~~我が家だ、なんていわないでくださいね)
度合いが弱ければ、それはなでられているようなものだったり、触られている程度
のものでしょう。
中くらいの度合いであれば、鍛えたり、また原石を磨いて宝石にするような関係に
なりますね。
争い、喧嘩、も、そしてさわったりなでたりして愛情をかけることも
相剋関係の中にあるのです!!
また程よい相剋関係はお互いを切磋琢磨することができますね。
戦争は国と国との相剋関係(争い)です。
そしてオリンピックに代表されるようにスポーツはとても平和的な国と国、
また対戦相手同士の相剋関係なのです。
物事を創造したり、発明したり、工夫したりする現実的な知恵や能力は相剋関係の中で作られ、
それを伝えていくのが相生関係と算命学では教えています。
いかがでしたか?相剋関係は・・
あなたとあなたのパートナーはあなたがやっつけるほうですか?
それともやっつけられるほうですか?
次回は比和の関係=お友達同士のような関係についてです。
ではまた
- (2008-10-20 16:51:21)
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生剋比論(相生・相剋・比和の関係って?)
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今月も五行のお話ですよ。
五行(木・火・土・金・水)はそれぞれが相互に影響しあって存在しています。
相互の影響とは
生じあうもの・・・『相生』
剋しあうもの・・・『相剋』
何れでもないもの・『比和』
の3種類です。
図にすると以下のような関係性になります。
・。・。・。・。 相生 。・。・。・。・
相生とは
生じること、生じられることの2つの状態をいいます。
上の図では緑色の→で示された関係ですね。
木は火を生じ、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生じるという順序で、
木・火・土・金・水の五気が循環して親が子供を生むように次々と世代を
交代させている状態です。
考え方の基本は
● 木生火: 木性が燃えて火性となる
● 火生土: 火が燃え尽きて灰=土となる
● 土生金: 地中を掘れば鉱物が存在するし、土が固まれば鉱物となる。
● 金生水: 鉱物のあるところには水が存在し、鉱物は水を呼ぶ。
(湿度が高いときは金属の表面に水滴がつくごとく・・・)
● 水生木: 植物は水を吸い上げて生きている。
このように相生関係があるから時間は連続性を持っているともいえます。
この考え方は仏教の世界に入り、人間は死んでも生まれ変わるという
輪廻の思想を生み出したのです。
相生は河が流れるように上から下へと続く縦線の関係です。
万物の誕生→生成→発展→衰退→交代→永続とずっと循環していきます。
親が子供を育てること
上司が部下の面倒を見ること
先生が生徒に教えること
日本から○○国への援助・・などなどは相生関係ですね。
過去~現在~未来へと受け継がれ、それは戻ることのない一方通行の流れで
未来永劫へと伝えられていくものです。
循環ですが、時間が戻ることがないように、この相生関係は元に戻ることなく
永遠に連続していくのです。
相生関係は一言でいうと
助け、助けられる関係と言えます。
するとこれを短絡的にとらえると、例えば木の人は水の人に助けてもらえるので、
良い関係かと思い勝ちですが、必ずしもそうとは言えないのですよ。
それは強弱の度合いによって良くも悪くもなるからです。
生じる度合いが強ければ、生じられる方にとってみるととても圧迫感を感じること
になりますね。
つまり水が必要だからといって、溢れるほどの水をかけられ続けたら、
木は根腐れをおこしてしまいます。
親のコントロールが強すぎると、子供はつぶれてしまうかもしれません・・・
過保護も度を過ぎれば、子供は自立できません。
かといって10年に一度しか雨がふらないくらいに水量が少なければ、
いくら助けられる関係といってもその弱い(少ない)水に頼ることはできませんね。
上司でもまったく頼りない上司もいます。
ほどほどの力関係が良い相生関係になります。
さてそれでは相剋関係とはどんな関係でしょうか?
一言でいうと「やっつけるような関係」なんですね~~~
それでは次回は相剋についてです。
お楽しみに!!
- (2008-10-01 00:51:54)